蘇羅比古神社(そらひこじんじゃ)

DSC_0671 

■内側の石の鳥居

■内側の石の鳥居

蘇羅比古(そらひこ)と聞いて皆さんはどんな感想を持たれますか?

空を駆け巡る人、もしくは空を駆け巡ることができる道具。

TOKIOの「宙船(そらふね)」が頭の中に流れてくるのは私だけだろうか?

 

 

 

 

どうしても蘇羅比古よりは空彦のほうがしっくりくる。

言葉の定義は前にも述べたが、古代の言葉は「音」が先に存在し、文字は後から当て字としてあてはめられる。

 これは古代の神様の呼び方が漢字書くと、いくつも存在することでよくわかる。

言葉は最初に「音」が来てそれから文字があてはめられるのだ。

漢字は後の人々が後世の人々に読み方として伝える手段として、当て字を当てたと考えられる。

古代史は特に文字で物事をとらえてはいけない。

音、すなわちこれが重要。

書き言葉では古代人とコミュニケーションはとれないが、会話なら何とかなる。

音から推測される想像力は計り知れないのだ。

 限りなく古い時代の歴史は一つの妄想であるから漢字は、まったくもってあてにはならないということの証拠になる。

 

■山門

■山門

この神社は意味ありげな雰囲気をかもし出している。

30年近くになるが、以前にここを訪れた。

私は鳥居をくぐってこの山門の前に立つと、中から何かがあふれ出てくるのを感じたが、

30年たった今もこの山門からは何かがあふれ出ている。

 

■境内への階段

■境内への階段

山門をくぐりぬけると私の体が瞬時にある感覚を感じ取った。

「神がいる」以前訪れた時も感じた。

確かに神自身が存在する。内部から強い意志を感じる。

じっとしている何か。うずくまるもの。

もしかしたら神ではないかもしれないが、得体のしれない威圧感をこの神社の内側から感じる。

 私自身、数多くの神社を訪ねて歩いているが、内側からあふれ出てくるエネルギーというか、何かの圧力感じる神社となれば、この蘇羅比古神社を除いては見あたらない。

 確かに何かのシステムが今だに働いている感がある。

やはり背後の山が怪しい。

近くには有名な「葦嶽山」があり、ここ一帯には古代の何らかのシステムがあったように思える。

葦嶽山は以前から酒井勝軍が日本のピラミットと称賛していた山であるが、その酒井でさえ当初はこの日本のどこにピラミットが存在するかわからなかったのだから、厳密に言えばその仕組みを詳しく理解していたわけでもない。だからあふれ出るエネルギーについても謎である。

 私の知り合いに祖母がこの比婆郡に住んでいた友人がいたが、その人の話では葦嶽山は夜になると「ボーっと」輝いていたといわれている。

 この話は葦嶽山編で詳しく話すが「夜光石」というものが神武岩のくぼみにはめ込まれていたのではないかとうわさされているのも事実である。

 このことからこの不思議な「蘇羅比古神社」が近くにあること、謎のエネルギーをここに感じることは、まったくの偶然でないことは確かである。

 ところで空を移動する古代の乗り物とくれば、「天の浮船」が思い浮かべると思うが、この船が最初に現れるのは「イザナギ、イザナミ」が天空からこの大地をつくるシーンで乗っている船だと思うが間違いないだろうか?

またこの船は宙に浮き一説には24時間で地球を1周するという事実。

まさに現代でいう静止した人工衛星のようである(静止衛星ではない。静止衛星は厳密に言えば地球の自転と同一速度で動くことによってある一点にとどまる衛星)。

■天を見上げる狛犬

■天を見上げる狛犬

ところでこの神社には狛犬がたくさんい

■反対側の狛犬

■反対側の狛犬

る。

ふつう、神社には雌雄の狛犬が1対いて神社を守っている。

神社はふつう1対の狛犬しかいない。

しかしこの蘇羅比古神社には、6体の獅子がいて、それもとても奇妙な形をしている。

■天を見上げる狛犬のアップ

■天を見上げる狛犬のアップ

またふつう狛犬は球を口にくわえていたりするが、この神社の獅子は大きな目で空を見据えて大きな球を足で抑えつけているのだ。

まるで地球を足で踏んでいるように感じるのは私だけだろうか?

またこれらの狛犬の容姿は私たちが想像する狛犬の姿ではなくどちらかというと阿弥陀如来の手下の四天王が足蹴にしている、邪悪な邪気のようでもある。

ドカリと地べたに座り、大きな目、大きな口はまるで狛犬には似つかわしくない。

大きな球を押さえつけ、おまけに大きな目で何か言いたげに天を仰ぐように見つめている。

哀愁すら覚える姿なのだ。

■別の狛犬左足がない

■別の狛犬左足がない

 

■別の奇妙な狛犬

■別の奇妙な狛犬

 

 話は変わるが長野県の皆神山ではお祭りの日、皆神神社の周辺神社から神々が集まってくる。

集まってくる神々は神輿に乗ってやって来るが、神社に必ずいる2体の狛犬のうち1体をお供として連れてくる。奇妙なことに訪れた神様が皆神山の神様に謁見している間、このお供の狛犬は神社の拝殿前で獅子舞を踊るのです。それも雌雄で、他の神社の獅子ともつれるように舞ったりします。

オス同士、メス同士では舞わないはず。

実に不思議な光景だ。もちろん笛や太鼓もやってくる。

この神社の境内にはもう一つ不思議がある。

謎の井戸と謎の石。

この正体を知っている方はご一報願いたい。

■境内奥の謎の井戸

■境内奥の謎の井戸

 

■境内奥の謎の石

■境内奥の謎の石

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この神社の背後の山が、ご神体となればなお不思議。

背後の山は三角に近い山の形。そして頂上にあるお椀状盛り上がり、間違いなくご神体山でしょう。たぶんお椀型の盛り上がりが神様の本体ということになる。

そんなことを想像しながら、ここに天の浮船が舞い降りてくる錯覚神崎慎一郎であった。

今度ここに来るときはぜひ、ご神体山を調査したい。

ぜひ皆さんも機会があればこの不思議な神社を訪れてみては?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

カレンダー

2014年9月
« 8月   10月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

カテゴリー